JIA 日本建築家協会 全国大会京都2009 「京」の佇まい、、はんなりと --受け継がれる人と建築

お知らせ・レポート

お知らせ・レポート > 2009年8月

大会タイムスケジュール表を掲載!

2009年8月29日

こんにちは、京都会実行委員会の岡田です。

大会イベントのみやすいスケジュール表ができました。

登録がまだなかた、イベント間を渡り歩きたいかた、

ぜひご利用ください。今月配信される会報誌「建築家」にも掲載いたしますので、

よろしくお願いします。

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特別追加 大山崎コース 定員満員御礼

2009年8月27日

こんにちは、京都会実行委員会の岡田です。

先日、追加でお知らせいたしました特別追加 大山崎コースが、

またまた早くも満員となってしましました。

(10/2の町家コースも満員となっております。)

東山コース、南禅寺コース、大徳寺・西陣コースも残りわずかとなってきました。

他のコースも、通常の観光コースとまた違う、JIAならではの趣向を凝らして、

京都をじっくり楽しんでいただくコースとなっておりますので、ぜひご参加ください。

子供たちがつくる現代鉾 ワークショップリポート06 紫竹小学校5・6年生

2009年8月27日

紫竹小学校担当の後藤です。
盆明けスタートで最後発チームです。5、6年生の混合チームですが、思った以上に団結力が
ありました。2回の夏休みのワークショップが終わりましたので報告します。

紫竹小JIAチームは、
リーダー:後藤直子、サブリーダー:國吉公一、学生:坂根達也+藤原可苗、の4名です。

2009年8月19日(水)

第1回目の夏休みワークショップを行いました。
大会当日は5年生4名、6年生5名の計9名の参加です。
1回目は、ワーキングのみの参加の1名、欠席が3名のため、7名で話し合いを進めることに
なりました。

まずは、紫竹小学校の自慢できることをあげてもらいましたが、初めてと言うことでなかなか
話し合いが進まなかったので、教室を出て校舎の3階に上がり周りの風景を見ました。
そのまま校庭にある築山に行き、改めて学校の回りを観察してもらいました。外に出ると、
面白いようにアイディアが涌いてくるようです。
話し合いの結果、「大文字」、「船山(舟形)」、「上賀茂神社」、「立砂(たてずな)」、「鳥居」、
「久我神社」、「八咫烏(やたがらす)」、「紫竹」、「比叡山」、「賀茂なす」などのキーワードが
浮かびました。外に出たことでJIAチームと子供たちとの距離が縮まり、あとの話し合いが
よりスムーズに進んでいったように思います。

紫竹小学校の特徴がまとまり、次に鉾の形を考えてもらいました。
キーワードがまとまったことで、子供たちは手際よく絵を描き続け、夢中になった子も何人
かいて、うかつに話しかけれないほど集中していました。
それぞれのイメージが出来上がってきたので、鉾の名前をみんなで話し合い、ひとりずつ自分が
考えた鉾の名前の発表してもらい、多数決で決めることにしました。
子供たちは誰かが賛成に手をあげると、みんな一斉に手をあげました。満了一致です。
「なす文字(もんじ)鉾」の名前で決まりました。賀茂なすと大文字の合体造語です。
みんな名前のひびきに惹かれたようです。

本日のワークショップはここまでです。宿題として、子供たちに鉾名のイメージにあわせた絵を
色付きで描いてきてもらいます。今日1日を振り返り、思った以上に話し合いが進み、ほっとして
います。子供たちの発想力と集中力には驚きました。次回も、今回以上にプランを練り、
具体的な形を子供たちと考えていきたいと思います。

(京都芸術デザイン専門学校・坂根達也/編集:後藤直子)

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2009年8月24日(月)

第2回目の夏休みワークショップを行いました
参加者は、6年生6名と5年生4名の計10名でした。

前回の話し合いで、鉾の名前は「なす文字(もんじ)鉾」に決まったので、今回は鉾に入れる
要素を絞ることと、大きさや形、配置や色、作り方の話し合いをしました。

要素決めは、前回からの宿題であった各個人が鉾の名前に沿った形や色を絵にしたものを
元に決めていきました。その結果、紫竹や上賀茂にちなんだ 賀茂なす・大文字・舟形・
八咫烏(やたがらす)・鳥居・立砂・紫竹の7つの要素を入れることが決定しました。

そこで各要素の大きさや色を決めるため、原寸の模造紙に印刷した台座の平面図・立面図
に書き込みをして、みんなで大きさや形を決めていきました。模造紙の下書きに色を塗ったり、
自分たちの体を基準にサイズを検討する子供たちが生き生きとしていて、小学生のパワーを
感じました。

大体の大きさ・形・作り方が固まったので、当日を前にあと2回、ワークショップをすることに
決まりました。事前の制作物は「八咫烏」と「立砂」です。直前には、小学校に生えている
紫竹の切り出し作業を子供たちにしてもらうことも決まりました。

(京都芸術デザイン専門学校・藤原可苗/編集:後藤直子)

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posted by JIA京都会 |category ; お知らせ , 建築と子供たち |

【特別追加】 大山崎(待庵・聴竹居)コースのおしらせ

2009年8月26日

こんにちは、京都会実行委員会の岡田です。

エクスカーションの申し込みがはじまりまして、4日で在庫切れとなってしまいました

大山崎コースを特別追加で募集することにいたしました。

(実行委員会としては、大変うれしい悲鳴です。)

ツアーは、同日10月3日に行います。

追加告知をしていなかったんですが、早くも申し込みが入ってきております。

みなさま、お早目にお申し込みくださいませ。

詳しい内容はこちら

お茶屋コースの受付開始しました

2009年8月26日

こんにちは、京都会実行委員会の岡田です。

エクスカーションで、お問い合わせの多かった、お茶屋コースの受付をいよいよ開始しました!!

食事からゆっくり楽しんでいただく本格的な祇園一力亭コース(Aコース)と、

お茶屋さんではありませんが、料亭が主催する観月会ちもと(先斗町)コース

食事付き(Bコース)、食事は付いていませんが、お茶屋さんで舞妓さんのお酌で

一杯いただく雪の家(宮川町)コース(Cコース)の3つのコースをご用意しました。

全国大会ために、いずれもJIA会員特別に席を設けております。

申込を開始したところで、大変恐縮ですが、期限は8月末とさせていただきます。

せっかくの機会ですので、ぜひみなさまご参加くださいませ。

京都でお茶屋遊びというのも、「はんなり」していて良いのではないでしょうか。

詳しい内容はこちら

子供たちがつくる現代鉾 ワークショップリポート05 御所南小学校5年生

2009年8月 9日

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2009 8/3(MON)
13:00  御所南小学校「現代鉾」制作初日です。工作、研究に興味のある10名の五年生
チームです。
     挨拶をしてから、お互い自己紹介をした後、イベントの概要、目的、JIAのことについ
て知ってもらうために、軽くお話をしました。
13:20  まずは御所南小学校とはどんなところか、学校の特徴、または、学校付近につ
     いて自分たちが思っていることを自由に発表してもらいました。意見が減って
     きたところで、次に京都についてまた、自由に意見を上げてもらいました。積
     極的に意見を言う子達ばかりだったので、予定より時間がかかりました。なか
     なか京都の町について詳しく、関心しました。
14:20  ある程度何を取り入れるか見えてきたところで、パーツがあらかじめかいてあ
     るA3の用紙に各自思いのまま、絵を描いてもらいました。
14:40  自分の絵が出来上がった人から発表してもらいました。小学生らしい作品なが
     らも、細かい部品等を取り入れて、それぞれユニークな作品に仕上げていまし
     た。
14:50  発表を終えてから、面白かった作品を上げてもらい、そこから全員の作品の共
     通点をあげました。学校のシンボルマークについては、たくさんの意見が上
     がっていました。
15:15  今日一日を通しての質問をし、次回(6日)までにもう一度スケッチをしてく
     ることと、材料のイメージを膨らましてくるという宿題をだし、本日は終了し
     ました。


2009 8/6(THU)
13:00  「現代鉾」制作2日目です。まず、前回のおさらいから入りました。前回の内容
     を思い出してもらったところで、宿題としてだしていた自分の考えたデザインと
     材料のイメージを一人ずつ発表してもらいました。模型を作ってきた子もおり、
     この企画に対するやる気が感じられました。
13:40  一通りの発表が終わったところで、2チームに分かれてもらい、チームでひとつ
     の鉾を考えてもらうことにしました。大まかな部分はまとまっていたものの、ど
     ちらのチームも細かい部分で意見がまとまらず、もめていました。
14:30  なかなかチーム内でデザインのめどがつきそうになかったので、両チーム共発表
     に移りました。発表中も対立してしまい、進む気配がなかったので、我々が誘導
     していく形でデザインを決めていくことにしました。主に、細部をどうするか、
     絵を描きつつ話し合いました。
15:00  誘導効果が出て、デザイン案がほぼ確定しました。ただ、まだつめられてないと
     ころが残ってしまったので、もう一度こちらと学校側で日程を調節し、集まるこ
     とにしました。
15:30  最後に当日までの流れと準備などの説明をして本日は終了しました。


report by 長谷川渉(JIA京都会)、谷口七海(インターンシップ研修生)

U-40建築家セミナーinFUKUOKA レポート

2009年8月 9日

日本建築家協会近畿支部の青年委員会の岡田良子です。

U-40セミナーの2回目が、8/7(金)、大光電機福岡スタジオコアで、五十嵐淳氏をお迎えして行われました。
第一部は、五十嵐氏のセミナー「ローカルな必然性より生まれる、新しい普遍性について」というテーマで作品や活動について語っていただきました。
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二部は、モデレーターの鮎川氏を中心に、九州を拠点に活動している若手建築家のみなさんと五十嵐さんを囲んでのパネルディスカッションを行いまして、会場からも活気のある質疑も飛び交い、盛況なセミナーとなりました。
今回のイベントは近畿支部主催でありながら、JIA九州支部のみなさまにご協力をいただきまして、定員60名のところ、100名以上の申し込みをいただき、立ち見客がでてしまうほどの盛り上がりぶりで、ご協力いただきましたJIAの九州支部のみなさまには、大変感謝しております。ありがとうございました。
この盛り上がりをぜひ、本大会のU-40建築家会議にも生かしていけたらと思っています。

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U-40建築家会議 の概要ページへ

子供たちがつくる現代鉾 ワークショップリポート04 高倉小学校

2009年8月 8日

8月4日(火)

鉾のタイトル テーマを決めるのに結構な時間を取りました。
担当してくださった先生が、「子供たちに決めさせてください」というタイプの先生でしたので、議長も子供たちから選び、全員納得してから進む形となりました。 出てきた意見の殆どが学校に関すること、最新の設備を持つ学校自慢でした。
実際、私の娘が通った地元の小学校と比較して、同じ公立でこの差はどうなん、と思うほどの差があります。
  ・ 新しい学校
  ・ 校章の桜と星
  ・ 伝統の表現としての京都弁
は外せないということになり
   
         「新桜星鉾どすえ」   というタイトルになりました。
  
その後、このテーマで各自にアイデアをスケッチしてもらい発表会をして終了しました。
自分たちの自慢の学校を鉾にすると決まった時点で、統合前の旧五学区を形で表現し、その合体として現高倉小学校を作るという美しいストーリー(不純な大人の考え)を思い浮かべましたが、  誘導するまでもなく、多くの子供たちからその提案がありました。

8人8様の提案がありましたが、特筆すべきは、鉾のシルエット形に関しては8日共一切ぶれることなく鉾であったことです。
ここに伝統文化の深さというか、京都のど真ん中の山鉾町に暮らす子供たちのDNAを見た気がしました。
現代鉾であろうが、学校であろうが、鉾と名が付けばこれ以外は無いのです。
スタッフ一同、高倉小学校の子供がつくる鉾は、これやなと納得しました。


8月6日(木)

先日決めたことの確認から始めました。
・ 鉾の形は伝統的な形とする。
・ 旧5学区を表現する。    額の中の絵として
                    搭として
                    車輪の絵として
・ 屋根が開く  今の学校の屋内プールの屋根が開閉するので
・ 校章(桜と星)を表現する
 
その後の話し合いで(形にするための多少のリード含む)
・ 形は伝統を重んじ、素材で新しさを表現する
・ 当日までに全員でちまき(予算の関係でビニールテープ製)をつくり、巡航寺に撒く等のアイデ  アも追加し、以下にまとめました。

1 形は伝統的な形 
2 5本の搭が立ち、屋根の中が見える仕掛けをする。
3 竹竿の先端と正面の妻面に校章を付ける。
4 側面その一には高倉祭りの絵を張る。
5 側面その二には扇子の絵を張る。
6 後ろ面には手作りちまきを貼り付ける。
7 鉾の屋根や壁は現代的な素材で仕上る。金属的、ラメ、ニス、スプレー、木、鏡、等
8 ちまきと高倉祭りの絵は子供たちが事前に準備する。 材料は支給する
               

以上楽しい打合せでした。

report by 小田裕美   

大会パネルディスカッション パネラーご紹介

2009年8月 7日

京都実行委員会の岡田です。
大会基調講演・パネルディスカッションのパネラーのみなさまをご紹介いたします。
詳しいプロフィールも掲載しましたので、ご覧ください。

青木 敏和氏  (株式会社俄代表取締役)
西村 明美氏  (柊屋 女将)
James Baxter氏  (国際日本文化研究センター教授歴史学者)
横内 敏人氏  (建築家 京都造形芸術大学副学長 JIA会員)
杉本 秀太郎氏  (基調講演講師 国際日本文化研究センター名誉教授)
國吉 公一氏  (建築家 JIA京都会)

詳しいプロフィールはこちら

U-40 建築家セミナー in OSAKAの御礼。

2009年8月 6日

日本建築家協会近畿支部の眞野サトルです。

8/4に石上純也氏をお迎えして行われました表記のセミナーにたくさんのご来場いただきまして

誠にありがとうございました。

第一・二部含め熱いディスカッションが出来て大変な盛り上がりでした。

今後続きます→福岡、神戸、横浜、和歌山、札幌などのセミナーもとても楽しみですね。

トピックな若手建築家のパワーをもらった気がしました。

posted by JIA近畿支部 |category ; お知らせ , セミナー・会議・シンポジウム |

子供たちがつくる現代鉾 ワークショップリポート03 宇多野小学校5年生

2009年8月 6日

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8月3日、8月5日の2回を終了しました。

宇多野小学校は5年生メンバーで構成されていて、参加者は11名の予定でしたが、3日は女子2名の参加だったため、自己紹介と学校や地域の自慢できる所や特色のある所を挙げてもらいました。

仲良し2人と言う事で、山や小川があり自然環境に恵まれた地域にある事が断片的な言葉で表現されていましたが、参加人数が半数にも満たなかったために、キーワードや鉾の名前などを決めるのをやめて、二人で自由にイメージを書いてもらいました。

宇多野をイメージする言葉として、山、寺、川、坂、竹、花、鳥、虫、桜、ホタル等があがりました。


5日は8名が参加(男子3名、女子5名)して

3日の宇多野をイメージする言葉は、新たに参加したメンバーから出してもらい、項目ごとに分けてキーワードを抽出しました。

地域がら自然でくくれるキーワードが多く、鉾の名前を考える時に「自然鉾」という案が出ましたが、自然と言う言葉は、大きすぎて、もう少し強調したい事を考えようと言う事になり、「桜鉾」、「山鉾」、「鳥鉾」、「坂鉾」、「ホタル鉾」、「虫鉾」、「蝉鉾」、「竹鉾」などの名前が出てきました。

・・・さて、さて、と思い、コメントをしながらそれぞれの名前に何回でも投票できるようにして手を挙げてもらい「竹山鉾」、「鳥鉾」、「山鉾」が残り、話し合いの結果「鳥・山鉾」となりましたが、一人がまだ納得できないようなので、余り急いで決めなくて、仮に「鳥山鉾」と決めて、そのテーマで各自がイメージする鉾を描いて貰いました。

子供たちのイメージする「山」は自然を表わす言葉でもあり、坂もあり、虫もあり、小川もあり、寺もあり、竹もあり宇多野小学校の立地条件そのままなネーミングです。
スケッチでは、四角の平面に絵を描く案が出ると思いきや、意外と「山」を中心に考えた案が出てきています。

これは、多分「土の鉾」模型を持って行ったので影響が出たかな?と思っていますが。

○ 鉾のイメージ

山を中心に作り、小川や竹や坂・寺・虫・鳥などを山につけるような鉾がイメージの中に出来上がりました。(スケッチの写真参照)

今後の日程としては、8月20日ごろまでに模型を作り、9月の早い時期の放課後にその模型を持って、再度話し合い決めて行こうと言う事になりました。

山を構成する素材は土を含めて検討中ですが、山の緑などに「人工芝」ではイヤと言う事などで、自然素材で構成する事になりそうです。

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report by 土井正明

posted by JIA京都会 |category ; お知らせ , 建築と子供たち |

継承されてきた匠の技セミナー 一般申し込み受付

2009年8月 6日

日本文化を支える<伝統的技能>。桂離宮の昭和大修理や近年の和風迎賓館建設に於いて、それは見事に発揮されました。
今大会は4日間にわたり、諸分野の匠の技の出展と3日間のセミナーを予定しています。
JIA会員外の一般の方も参加ができます。
予約制となっておりますので、事前にお申し込みいただきますようお願いします。

申込はこちら 

子供たちがつくる現代鉾 ワークショップリポート02 朱雀第三小学校4年生

2009年8月 1日

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7月30日(木)

五・六年生編成のチームが多い中、朱雀第三小学校は全員四年生のチームです。
発想の豊かさに期待はするものの、少し不安を抱えてのぞみました。

まず最初に、準備体操を兼ねて好きな鉾やその鉾の好きな理由などを一人ずつに発表してもらい、模造紙に片っ端から書いていきます。初めは遊び的な話から始まり、徐々に本題に触れるように行い、規制をかけずに思いつたものを次から次へ出してもらいました。その全体を見ながらエッセンスを抽出していくと、なんとなく、テーマとすべき全体像が見えてきます。
満場一致でテーマと鉾の名前決定。

次にそのテーマに沿った鉾に必要なものをまたブレーンストーミングです。
子供たちが事前に考えてくれたアイデアもあわせもって進行しましたが、かなりみんな真剣です。途中までは満場一致ですべて決まっていきましたが、鉾の土台部分の話で意見が分かれ始めました。
喧嘩になることなく、理論的に相手を説得しあう姿は、ちょっと感動ものです。白熱したところで、(ほんと喧嘩になるとまずいので)また明日ということにしました。
多数決で一番すっきりするのは、やっぱり満場一致ですね。

子供たちの素晴らしい発想力と鉾づくりへの熱意が感じられて、関係者全員ちょっと期待を持った一日目でした。


7月31日(金)

子供たちは教室に入ってくるなり、昨日の議論の続きを始め出しましたが、分れてしまった案についてはボツにして、もっといい案があるはずだからと練り直しです。今日はスケッチやディスカッションを織り交ぜながら、テーマに沿った必要アイテムのみんなの共通イメージや鉾の大きさに関する検討(萬野氏作サンプルよりも大きくしたいとか...)を行いました。
鉾のメインの部分の高さをどこに設定するかについては、実際ホワイトボードや棒を使って目線位置を確認したり、子供たちは自ら遠くに離れてチェックしたり、「バランスが悪い」「その高さだと僕の弟が見えない」とか、ひとつのアイテムに関するイメージ像についても、彼らの中で形のイメージができてきたのか、意見が力強くなってきました。

最後は学校にあった材料などをみながら、何を使って作るのかひとつずつ検討していきましたが、材質を何するか?どうやって作るか?といった議論と、各パーツの担当者までを決めてひと段落すると、「8月はやらないのか?」と子供たちから聞いてきました。
みんながすっかりやる気になっているのに10月まで日があくのは申し訳ないので、8月後半と9月中旬に2回さらに行うこととし、担当部分のデザインの詰めの宿題を渡して、2回目のワークショップが終わりました。

report by 岡田良子

posted by JIA京都会 |category ; お知らせ , 建築と子供たち |