JIA 日本建築家協会 全国大会京都2009 「京」の佇まい、、はんなりと --受け継がれる人と建築

お知らせ・レポート

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大会フィナーレ 子供たちと作る現代鉾

2009年10月 5日

こんにちは、JIA京都会実行委員会の岡田良子です。

昨日で無事、全国大会京都2009は終了しました。
イベントの最後を飾りましたのは、「建築と子供たちイベント」で
子供たちと作る現代鉾です。
夏休みから各小学校ではじめたワークショップの集大成です。
参加してくれた小学生、学校関係者のみなさん、ご父兄のみなさん、
総出で最後の仕上げにとりかかりました。
そして、最後はメインイベントの鉾巡行。
本物の御囃子さんにもご協力いただきまして、とても賑やかな
鉾巡行となりました。この詳しいレポートについては、またお知らせさせて
いただきますが、大会が無事成功に終わり何よりです。
大会実行委員会ともども、この大会にご協力いただきましたみなさまに、
厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

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大会三日目 建築と子供たちネットワーク会議など

2009年10月 4日

こんにちは、JIA京都会実行委員会の岡田良子です。

今日は各エクスカーションが行われましたが、
みやこめっせや京都会館では、まだまだイベントが続いておりました。
25年賞シンポジウムやあかりコンペの公開審査、
それから建築と子供たちネットワーク会議やアーカイヴス会議・パネルディスカッションなど。
伝統建築や賛助会員などの建材メッセでも、セミナーが行われまして、
多数の方にご来場していただきました。
いよいよあと残すところ一日。
明日は、子供たちとつくる現代鉾のイベントです。
京都市内の子供たち総勢、100名が自分達の地域や学校の鉾を作って、岡崎のあたりを巡行いたします。朝から会場内でワークショップを行い、14時から巡行予定で、来場していただいた
方の投票により、グランプリを決定いたします。
大会のフィナーレイベントでもありますので、是非みなさんご覧ください。

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京都新聞に広告掲載されました

2009年9月26日

こんにちは、JIA京都会実行委員会の岡田良子です。

9月25日の京都新聞の夕刊に本大会(JIA全国大会京都2009)の広告が掲載されました。
(左側下段です)

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新聞掲載記事 20090925kyotoshinbun.pdf

このイベントは、全国の日本建築家協会員が京都にあつまり、建築に関するセミナー、シンポジウム、会議や展示が行われます。よって、多数は建築家なのですが、イベントのほとんどは一般の方もご参加して頂けるコンテンツとなっておりますので、建築に興味のある方や、建築の勉強をされている学生さん、建築に携わる方々などなど、是非ご参加いただきたく思っております。

特に、最終日(10/4)の子供たちがつくる現代鉾は、京都市内の小学生校(7校8チーム)が、私達建築家と夏休みから何度も何度も話し合い、作品の製作を行ってきました。その仕上げとなる作業を4日に行い、会場周辺において、「鉾巡行」を行います!子供たちは、それぞれの学校や地域の特色を生かしてとても個性的で子供ならではのすばらしい鉾を考えだしましたよ!是非、ご覧いただきたいです。

建築と子供たち 子供たちがつくる現代鉾イベント詳細

その他、京都と言えば「町家」。京都市最大規模の古い町家建築で、そこに伝わる伝統行事や暮らしぶりを維持しながら現在も生活を営まれている、杉本家当主の杉本秀太郎氏を迎えての基調講演やパネルディスカッションでは、京都の伝統文化をはんなりと感じ、今一度ゆるりと立ち止まって建築を通して京都の良さを再認識していただけるのではと思っています。
また、京都で活躍する建築家、文化人、伝統技能者などによる見逃せないイベントが多数あります。是非、ご来場ください。こころよりお待ちしております。

基調講演などのイベント一覧

日本旅行への支払締切は本日25日までです

2009年9月25日

こんにちは、JIA京都会実行委員会の岡田良子です。

本日9/25は、大会登録費用の日本旅行さんへの支払期限となっております。
みなさま、よろしくお願いします。

さて、大会もいよいよあと6日、一週間を切ってきました。
京都会でも、各イベントの準備や10/4に行われる子供たちとの鉾づくりの
準備など大忙しです。
ちまたでは、インフルエンザもあいかわらず流行しているようです。
みなさま、体調管理には気をつけるようにしましょう。

メディア広報について

2009年9月18日

こんにちは、JIA京都会実行委員会の岡田良子です。
今日は、広報関係のお知らせをします。

【新聞関係】
■京都新聞
9月25日(金)夕刊、1面下段に大会告知のPRを掲載いたします。

【テレビ】
■KBS京都
9月30日(水)10:30~「ぽじぽじたまご」生出演、道家、國吉、荒川
出演は11時前後の予定です。
15時から上記番組の再放送があります。
ただしこちらは、その日他に取り上げるような事件、事故などがあった場合、
放映されない可能性があります。

10月2日(金)17:30~「京プラス」
ニュースで取り上げられる予定です。
取材は、基調講演とパネルディスカッションを予定しています。

【ラジオ】
■FM京都
今週末から大会期間中、大会告知の60秒のスポットCMがランダムに流れます。
大会期間中は、以下の番組(パブリシティ)で取り上げられます。
ただし、内容については、変更がある場合があります。

①10月1日(木)「α-MORNING KYOTO(7時~11時)」10時35分頃
 →大会の概略と10月1日のイベント紹介
  ○事業委員会イベント「西陣の町屋再生とまちづくり」
  ○トークイベント「京都から世界へ」 他
②10月2日(金)「α-MORNING KYOTO(7時~10時)10時35分頃
 →大会の概要と10月2日のイベント紹介
  ○基調講演「町屋を生きる!
  ○パネルディスカッション「うるわし・ならわし・おもてなし」
③10月4日(日)「C'S NAVIGATION(9時~11時)」9時40分頃
 →大会の概要と10月4日のイベント
  ○子どもたちイベント「子どもたちが作る現代鉾」など

最新版 大会タイムスケジュール(9月7日現在)

2009年9月 8日

皆様こんにちは、京都会 実行委員会 広報委員の後藤直子です。

9月7日現在で、大会タイムスケジュールを更新しています。

会員対象のプログラムで若干の時間変更等をしました。会員の方々はダウンロードをしてご確認ください。

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尚、一般の方がご参加していただけるプログラムについては、変更はありません。多数のご参加をお待ちしております。

イベントフライヤー続々できています!

2009年9月 4日

こんにちは、京都会 実行委員会 広報委員の後藤直子です。

最近の京都は朝晩はすっかり涼しくなって来ましたが、日中はまだ蒸し暑い日がありますが、時折吹く風は肌に涼しく秋の匂いを感じます。

さて、大会イベントの詳細など大詰めになり、当日皆様にお配りするパンフレットもほぼ確定してきました。

イベントによってはフライヤーを作ってPRしているものもございますので、まとめて一度ご紹介いたします。

★画像をクリックすると大きくなります。

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■大会フライヤー

これは大会フライヤーです。大会のテーマ「京」の佇まい・・はんなりと -受け継がれる人と建築-が決まって、最初にできたフライヤーです。テーマにあったイメージ、色、想いをこの1枚で表現しました。京都の碁盤の目がモチーフで、京都の中心部を囲むように流れる賀茂川が時の流れを表現し、古代紫のグラデーションに赤や黄色がはんなり感を出しています。製作の方には何度も何度も手直しをしていただき大変お手数をおかけしたのですが、インパクトもありとてもいいフライヤーになったと自負しています。大会にはこれを大きく引き伸ばして使用する予定です。


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■京都から世界へ

これは、大会の初日、第2ホールで行われる始めてのイベント、「京都から世界へ」です。
このイベントは、京都を拠点に活動し、海外でも高い評価の建築家岸和郎氏と茶の湯を通して精神や美意識、空間論までも思考する茶道家木村宗慎氏のトークバトルです。両氏のバックグラウンドとなる建築物を背景に今までにない視点でのトークが繰り広げられます。
詳しくはイベント詳細


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■継承されてきた匠の技セミナー

このイベントは3日間にわたって連続で毎日ゲストをかえて行われます。
京数奇屋や京漆喰、京唐紙・・。日本の文化を支える伝統的技能を間近で見ることができる機会はあまりありません。是非ご参加を。1日50名の定員ですので事前にお申し込み下さるとお席の確保ができます。
詳しくはイベント詳細


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■JIA25年賞シンポジウム
詳しくはイベント詳細


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■「BIMの現状と展望」
詳しくはイベント詳細

大会登録延長しました!! 9/17日まで

2009年9月 2日

こんにちは、京都会実行委員会の岡田です。

いよいよ大会まであと1ヶ月をきってしまいました。

関係者のみなさんは、準備にお忙しいことと思います。

さて、大会登録の締め切りを延長しまして、9月17日までとしました。

登録がまだのかたは、お早めにどうぞ!!

大会タイムスケジュール表を掲載!

2009年8月29日

こんにちは、京都会実行委員会の岡田です。

大会イベントのみやすいスケジュール表ができました。

登録がまだなかた、イベント間を渡り歩きたいかた、

ぜひご利用ください。今月配信される会報誌「建築家」にも掲載いたしますので、

よろしくお願いします。

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子供たちがつくる現代鉾 ワークショップリポート06 紫竹小学校5・6年生

2009年8月27日

紫竹小学校担当の後藤です。
盆明けスタートで最後発チームです。5、6年生の混合チームですが、思った以上に団結力が
ありました。2回の夏休みのワークショップが終わりましたので報告します。

紫竹小JIAチームは、
リーダー:後藤直子、サブリーダー:國吉公一、学生:坂根達也+藤原可苗、の4名です。

2009年8月19日(水)

第1回目の夏休みワークショップを行いました。
大会当日は5年生4名、6年生5名の計9名の参加です。
1回目は、ワーキングのみの参加の1名、欠席が3名のため、7名で話し合いを進めることに
なりました。

まずは、紫竹小学校の自慢できることをあげてもらいましたが、初めてと言うことでなかなか
話し合いが進まなかったので、教室を出て校舎の3階に上がり周りの風景を見ました。
そのまま校庭にある築山に行き、改めて学校の回りを観察してもらいました。外に出ると、
面白いようにアイディアが涌いてくるようです。
話し合いの結果、「大文字」、「船山(舟形)」、「上賀茂神社」、「立砂(たてずな)」、「鳥居」、
「久我神社」、「八咫烏(やたがらす)」、「紫竹」、「比叡山」、「賀茂なす」などのキーワードが
浮かびました。外に出たことでJIAチームと子供たちとの距離が縮まり、あとの話し合いが
よりスムーズに進んでいったように思います。

紫竹小学校の特徴がまとまり、次に鉾の形を考えてもらいました。
キーワードがまとまったことで、子供たちは手際よく絵を描き続け、夢中になった子も何人
かいて、うかつに話しかけれないほど集中していました。
それぞれのイメージが出来上がってきたので、鉾の名前をみんなで話し合い、ひとりずつ自分が
考えた鉾の名前の発表してもらい、多数決で決めることにしました。
子供たちは誰かが賛成に手をあげると、みんな一斉に手をあげました。満了一致です。
「なす文字(もんじ)鉾」の名前で決まりました。賀茂なすと大文字の合体造語です。
みんな名前のひびきに惹かれたようです。

本日のワークショップはここまでです。宿題として、子供たちに鉾名のイメージにあわせた絵を
色付きで描いてきてもらいます。今日1日を振り返り、思った以上に話し合いが進み、ほっとして
います。子供たちの発想力と集中力には驚きました。次回も、今回以上にプランを練り、
具体的な形を子供たちと考えていきたいと思います。

(京都芸術デザイン専門学校・坂根達也/編集:後藤直子)

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2009年8月24日(月)

第2回目の夏休みワークショップを行いました
参加者は、6年生6名と5年生4名の計10名でした。

前回の話し合いで、鉾の名前は「なす文字(もんじ)鉾」に決まったので、今回は鉾に入れる
要素を絞ることと、大きさや形、配置や色、作り方の話し合いをしました。

要素決めは、前回からの宿題であった各個人が鉾の名前に沿った形や色を絵にしたものを
元に決めていきました。その結果、紫竹や上賀茂にちなんだ 賀茂なす・大文字・舟形・
八咫烏(やたがらす)・鳥居・立砂・紫竹の7つの要素を入れることが決定しました。

そこで各要素の大きさや色を決めるため、原寸の模造紙に印刷した台座の平面図・立面図
に書き込みをして、みんなで大きさや形を決めていきました。模造紙の下書きに色を塗ったり、
自分たちの体を基準にサイズを検討する子供たちが生き生きとしていて、小学生のパワーを
感じました。

大体の大きさ・形・作り方が固まったので、当日を前にあと2回、ワークショップをすることに
決まりました。事前の制作物は「八咫烏」と「立砂」です。直前には、小学校に生えている
紫竹の切り出し作業を子供たちにしてもらうことも決まりました。

(京都芸術デザイン専門学校・藤原可苗/編集:後藤直子)

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子供たちがつくる現代鉾 ワークショップリポート05 御所南小学校5年生

2009年8月 9日

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2009 8/3(MON)
13:00  御所南小学校「現代鉾」制作初日です。工作、研究に興味のある10名の五年生
チームです。
     挨拶をしてから、お互い自己紹介をした後、イベントの概要、目的、JIAのことについ
て知ってもらうために、軽くお話をしました。
13:20  まずは御所南小学校とはどんなところか、学校の特徴、または、学校付近につ
     いて自分たちが思っていることを自由に発表してもらいました。意見が減って
     きたところで、次に京都についてまた、自由に意見を上げてもらいました。積
     極的に意見を言う子達ばかりだったので、予定より時間がかかりました。なか
     なか京都の町について詳しく、関心しました。
14:20  ある程度何を取り入れるか見えてきたところで、パーツがあらかじめかいてあ
     るA3の用紙に各自思いのまま、絵を描いてもらいました。
14:40  自分の絵が出来上がった人から発表してもらいました。小学生らしい作品なが
     らも、細かい部品等を取り入れて、それぞれユニークな作品に仕上げていまし
     た。
14:50  発表を終えてから、面白かった作品を上げてもらい、そこから全員の作品の共
     通点をあげました。学校のシンボルマークについては、たくさんの意見が上
     がっていました。
15:15  今日一日を通しての質問をし、次回(6日)までにもう一度スケッチをしてく
     ることと、材料のイメージを膨らましてくるという宿題をだし、本日は終了し
     ました。


2009 8/6(THU)
13:00  「現代鉾」制作2日目です。まず、前回のおさらいから入りました。前回の内容
     を思い出してもらったところで、宿題としてだしていた自分の考えたデザインと
     材料のイメージを一人ずつ発表してもらいました。模型を作ってきた子もおり、
     この企画に対するやる気が感じられました。
13:40  一通りの発表が終わったところで、2チームに分かれてもらい、チームでひとつ
     の鉾を考えてもらうことにしました。大まかな部分はまとまっていたものの、ど
     ちらのチームも細かい部分で意見がまとまらず、もめていました。
14:30  なかなかチーム内でデザインのめどがつきそうになかったので、両チーム共発表
     に移りました。発表中も対立してしまい、進む気配がなかったので、我々が誘導
     していく形でデザインを決めていくことにしました。主に、細部をどうするか、
     絵を描きつつ話し合いました。
15:00  誘導効果が出て、デザイン案がほぼ確定しました。ただ、まだつめられてないと
     ころが残ってしまったので、もう一度こちらと学校側で日程を調節し、集まるこ
     とにしました。
15:30  最後に当日までの流れと準備などの説明をして本日は終了しました。


report by 長谷川渉(JIA京都会)、谷口七海(インターンシップ研修生)

子供たちがつくる現代鉾 ワークショップリポート04 高倉小学校

2009年8月 8日

8月4日(火)

鉾のタイトル テーマを決めるのに結構な時間を取りました。
担当してくださった先生が、「子供たちに決めさせてください」というタイプの先生でしたので、議長も子供たちから選び、全員納得してから進む形となりました。 出てきた意見の殆どが学校に関すること、最新の設備を持つ学校自慢でした。
実際、私の娘が通った地元の小学校と比較して、同じ公立でこの差はどうなん、と思うほどの差があります。
  ・ 新しい学校
  ・ 校章の桜と星
  ・ 伝統の表現としての京都弁
は外せないということになり
   
         「新桜星鉾どすえ」   というタイトルになりました。
  
その後、このテーマで各自にアイデアをスケッチしてもらい発表会をして終了しました。
自分たちの自慢の学校を鉾にすると決まった時点で、統合前の旧五学区を形で表現し、その合体として現高倉小学校を作るという美しいストーリー(不純な大人の考え)を思い浮かべましたが、  誘導するまでもなく、多くの子供たちからその提案がありました。

8人8様の提案がありましたが、特筆すべきは、鉾のシルエット形に関しては8日共一切ぶれることなく鉾であったことです。
ここに伝統文化の深さというか、京都のど真ん中の山鉾町に暮らす子供たちのDNAを見た気がしました。
現代鉾であろうが、学校であろうが、鉾と名が付けばこれ以外は無いのです。
スタッフ一同、高倉小学校の子供がつくる鉾は、これやなと納得しました。


8月6日(木)

先日決めたことの確認から始めました。
・ 鉾の形は伝統的な形とする。
・ 旧5学区を表現する。    額の中の絵として
                    搭として
                    車輪の絵として
・ 屋根が開く  今の学校の屋内プールの屋根が開閉するので
・ 校章(桜と星)を表現する
 
その後の話し合いで(形にするための多少のリード含む)
・ 形は伝統を重んじ、素材で新しさを表現する
・ 当日までに全員でちまき(予算の関係でビニールテープ製)をつくり、巡航寺に撒く等のアイデ  アも追加し、以下にまとめました。

1 形は伝統的な形 
2 5本の搭が立ち、屋根の中が見える仕掛けをする。
3 竹竿の先端と正面の妻面に校章を付ける。
4 側面その一には高倉祭りの絵を張る。
5 側面その二には扇子の絵を張る。
6 後ろ面には手作りちまきを貼り付ける。
7 鉾の屋根や壁は現代的な素材で仕上る。金属的、ラメ、ニス、スプレー、木、鏡、等
8 ちまきと高倉祭りの絵は子供たちが事前に準備する。 材料は支給する
               

以上楽しい打合せでした。

report by 小田裕美   

子供たちがつくる現代鉾 ワークショップリポート03 宇多野小学校5年生

2009年8月 6日

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8月3日、8月5日の2回を終了しました。

宇多野小学校は5年生メンバーで構成されていて、参加者は11名の予定でしたが、3日は女子2名の参加だったため、自己紹介と学校や地域の自慢できる所や特色のある所を挙げてもらいました。

仲良し2人と言う事で、山や小川があり自然環境に恵まれた地域にある事が断片的な言葉で表現されていましたが、参加人数が半数にも満たなかったために、キーワードや鉾の名前などを決めるのをやめて、二人で自由にイメージを書いてもらいました。

宇多野をイメージする言葉として、山、寺、川、坂、竹、花、鳥、虫、桜、ホタル等があがりました。


5日は8名が参加(男子3名、女子5名)して

3日の宇多野をイメージする言葉は、新たに参加したメンバーから出してもらい、項目ごとに分けてキーワードを抽出しました。

地域がら自然でくくれるキーワードが多く、鉾の名前を考える時に「自然鉾」という案が出ましたが、自然と言う言葉は、大きすぎて、もう少し強調したい事を考えようと言う事になり、「桜鉾」、「山鉾」、「鳥鉾」、「坂鉾」、「ホタル鉾」、「虫鉾」、「蝉鉾」、「竹鉾」などの名前が出てきました。

・・・さて、さて、と思い、コメントをしながらそれぞれの名前に何回でも投票できるようにして手を挙げてもらい「竹山鉾」、「鳥鉾」、「山鉾」が残り、話し合いの結果「鳥・山鉾」となりましたが、一人がまだ納得できないようなので、余り急いで決めなくて、仮に「鳥山鉾」と決めて、そのテーマで各自がイメージする鉾を描いて貰いました。

子供たちのイメージする「山」は自然を表わす言葉でもあり、坂もあり、虫もあり、小川もあり、寺もあり、竹もあり宇多野小学校の立地条件そのままなネーミングです。
スケッチでは、四角の平面に絵を描く案が出ると思いきや、意外と「山」を中心に考えた案が出てきています。

これは、多分「土の鉾」模型を持って行ったので影響が出たかな?と思っていますが。

○ 鉾のイメージ

山を中心に作り、小川や竹や坂・寺・虫・鳥などを山につけるような鉾がイメージの中に出来上がりました。(スケッチの写真参照)

今後の日程としては、8月20日ごろまでに模型を作り、9月の早い時期の放課後にその模型を持って、再度話し合い決めて行こうと言う事になりました。

山を構成する素材は土を含めて検討中ですが、山の緑などに「人工芝」ではイヤと言う事などで、自然素材で構成する事になりそうです。

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report by 土井正明

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子供たちがつくる現代鉾 ワークショップリポート02 朱雀第三小学校4年生

2009年8月 1日

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7月30日(木)

五・六年生編成のチームが多い中、朱雀第三小学校は全員四年生のチームです。
発想の豊かさに期待はするものの、少し不安を抱えてのぞみました。

まず最初に、準備体操を兼ねて好きな鉾やその鉾の好きな理由などを一人ずつに発表してもらい、模造紙に片っ端から書いていきます。初めは遊び的な話から始まり、徐々に本題に触れるように行い、規制をかけずに思いつたものを次から次へ出してもらいました。その全体を見ながらエッセンスを抽出していくと、なんとなく、テーマとすべき全体像が見えてきます。
満場一致でテーマと鉾の名前決定。

次にそのテーマに沿った鉾に必要なものをまたブレーンストーミングです。
子供たちが事前に考えてくれたアイデアもあわせもって進行しましたが、かなりみんな真剣です。途中までは満場一致ですべて決まっていきましたが、鉾の土台部分の話で意見が分かれ始めました。
喧嘩になることなく、理論的に相手を説得しあう姿は、ちょっと感動ものです。白熱したところで、(ほんと喧嘩になるとまずいので)また明日ということにしました。
多数決で一番すっきりするのは、やっぱり満場一致ですね。

子供たちの素晴らしい発想力と鉾づくりへの熱意が感じられて、関係者全員ちょっと期待を持った一日目でした。


7月31日(金)

子供たちは教室に入ってくるなり、昨日の議論の続きを始め出しましたが、分れてしまった案についてはボツにして、もっといい案があるはずだからと練り直しです。今日はスケッチやディスカッションを織り交ぜながら、テーマに沿った必要アイテムのみんなの共通イメージや鉾の大きさに関する検討(萬野氏作サンプルよりも大きくしたいとか...)を行いました。
鉾のメインの部分の高さをどこに設定するかについては、実際ホワイトボードや棒を使って目線位置を確認したり、子供たちは自ら遠くに離れてチェックしたり、「バランスが悪い」「その高さだと僕の弟が見えない」とか、ひとつのアイテムに関するイメージ像についても、彼らの中で形のイメージができてきたのか、意見が力強くなってきました。

最後は学校にあった材料などをみながら、何を使って作るのかひとつずつ検討していきましたが、材質を何するか?どうやって作るか?といった議論と、各パーツの担当者までを決めてひと段落すると、「8月はやらないのか?」と子供たちから聞いてきました。
みんながすっかりやる気になっているのに10月まで日があくのは申し訳ないので、8月後半と9月中旬に2回さらに行うこととし、担当部分のデザインの詰めの宿題を渡して、2回目のワークショップが終わりました。

report by 岡田良子

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子供たちがつくる現代鉾 ワークショップリポート01 京都市立石田小学校6年生

2009年7月31日

10/4の「子供たちがつくる現代鉾」のワークショップが石田小学校を皮きりに、
先日7/24第1回目のワークショップが行われました。

これから、朱雀第三小学校、御所南小学校、宇多野小学校、高倉小学校、
梅小路小学校、紫竹小学校と7校計8グループのワークショップが夏休み期間中、
開催されます。いったいどんな独創的な鉾が出来上がるのか、今から楽しみです。

まずは、初回担当者の萬野さんからレポートが届きました。

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7月24日(金)友引

いよいよ子供たちとのワークショップがはじまった。
先陣は2チームがエントリーをしている京都市立石田小学校6年生である。先陣をきってと言うと聞こえが良いのだが、我々の準備期間が無い事などおかまい無しで、この日が決まった。

手探り状態でのスタートである。まず子供たちが鉾のボリュームを理解するために原寸大の平面図を準備したのだが、驚く気配はない。「建築家とは」と熱弁しても感動する様子は無い。最近の子供は、こんなものかと少々肩を落としながら、2方向の立面と平面が描ける様にレイアウトしたスケッチシートに「とにかくアイデアを出しましょう」と子供たちに投げかけた。

すると、なんとなんと、えんぴつが走る走る。夢中で絵を描く。担任の先生は「勉強はともかく、この手の事に関してすばらしい集中力がある。」と子供たちを信頼して言う。勉強はともかくと言うが、全員が机に向って集中して作業する事が出来る。少々大げさであるが、日本の明るい未来を垣間見た瞬間だ。

実は石田小学校は「動くおもちゃ全国大会」でグランプリ2連覇達成など、頼もしい実績があった。

また、学校にほど近い世界遺産である醍醐寺の春祭りに「をどり」で参加するなど、学校外での活動も活発である。なるほど、数人の女の子が教室の引き戸を入ってから席に着くまで、スッテプを踏んでいた。

そんな話を聞きながら、早々にテーマを決める材料も出そろった。僕の予想を大きく超えて「町の祭りや学校の活動を鉾に託す」という建築らしいテーマが浮かび上がってきた。鉾の名称は秘密だ。この日は、予定の時間を20分も残してワークショップを終了した。


7月28日(火)

本日は子供たちのアイデアをまとめて鉾のバランスを整える事を予定している。プレイベントの建築家展に出展した、我が現代鉾の写真を実物大に引き延ばして廊下に張付けた。ようやく子供たちが大きさを認識したらしく、驚いていた。

原寸の2分の1のスケッチシートを用意したが、ほとんど役に立たなかった。理由を話すと長くなる。この日の成果は解りにくい。しかし、この子供たちの描いたスケッチの山を整理し、鉾の下地をデザインする事が、僕の仕事の様である。

午前中に石田小学校のワークショップを終え、夕方からこのイベントに協力して頂く「京都芸術デザイン専門学校」でレクチャーを行った。子供たちを指導するスタッフの初顔合わせである。この学校は「ここは学校ではない、デザインオフィスである」をキャッチフレーズにしている。従ってArchitect and Associates のチームが出来上がったわけである。

京都市教育委員会、京都芸術デザイン専門学校、そして日本建築家協会の産学官連帯イベントの活動が水面から顔を出して動き出した瞬間である。

report by萬野光雄

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大会参加登録申し込み開始しました! 【大会エントリー方法】

2009年7月25日

こんにちは。京都会実行委員会からのお知らせです。

本日7月25日0:00より、エントリサイトにおいて大会参加申し込みを開始しました。
すでにアクセスして頂き、エクスカーションのお申し込みも頂いております。誠にありがとうございます。

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大会エントリーサイト https://apollon.nta.co.jp/jia/

申し込み方法について少しご説明させて頂きます。

●このサイトではまずID登録をしていただく必要があります。
サイトにアクセスして頂き、右上の「ログイン」ボタンをクリックして、あとは画面の指示に従って個人情報等の入力をお願いします。

●ID登録が済んだら、「参加登録」をしてください。(画面左側メニューの「参加登録」ボタンをクリック)こちらで大会登録、エクスカーション申込み、セミナー申し込み、お弁当申し込みができます。

※必要事項を記入・チェックし、一番下の「登録(参加登録を終わる)」ボタンをクリックで、登録・予約が完了し、確認メールが届きます。
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※後で、変更・取り消しが可能です。

●大会登録は、大会に参加して頂く全ての会員の方必要です。(登録料 ¥10,000)

●有料プログラム(エクスカーション、レセプションパーティー、お弁当、ホテル予約)をご利用の方で、賛助会員、会員事務所員、同伴者の方は各人登録が必要です。サイトにエントリーしてください。
  賛助会員 登録料 ¥10,000
  JIA会員事務所員・同伴者 ¥5,000

※参加登録の画面の会員種別で選択できるようになっています。  
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●ホテルの予約は画面左側メニューの「ホテル予約」で予約できます。大会会場周辺のホテルをピックアップしていますので、ご覧ください。

●申し込みとお支払いは別になります。お申し込みの後、受付の確認メールが届きます。内容をご確認の上期日までに「お支払い」をしてください。(画面左側メニューの「お支払い」ボタンをクリック)
お支払い方法は、クレジットカード決済、銀行振込、クレジットカード情報をFAXの3種から選べます。詳しくは お支払い方法についてをご参照ください。

●エントリーについてのお問い合わせ先

   ㈱日本旅行 京都四条支店 大会デスク 
   〒600-8006
   京都市下京区四条通柳馬場西入ル
   ニッセイ四条柳馬場ビル2階
   TEL:(075)223-2311 FAX:(075)221-1726
   E-mail:kyoto_ecdesk@nta.co.jp
   営業時間:平日09:30~17:30(土日祝休業)
   担当者:西澤 直基 石田 直美 栗田 槙也

では、皆様のご参加を心より、お待ち申し上げます。

【重要】まもなく大会参加登録申し込み開始します!

2009年7月24日

皆様、こんにちは、京都会実行委員会からのお知らせです。

お待たせいたしました!まもなく大会参加登録申し込み開始します!
(7月25日(土) 0:00amオープン予定です。)

参加登録申し込みURLにアクセスして、大会登録、エクスカーションやセミナー、ホテルの予約等の申込を行ってください。

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登録申込申し込みURL
https://apollon.nta.co.jp/jia/
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※登録申込申し込みURLは外部サイトになります。URLをクリックすると別ウインドウが開きます。
※サイトの左側のメニュー「参加登録」ボタンをクリックで登録ができますが、まずは、画面右上の"「ログイン」"をクリックして、個人情報等の入力を行いID登録を行ってください。

では、よろしくお願い致します。


私のしごと館にて、鉾展示中です

2009年7月11日

こんにちは、京都会実行委員会の岡田です。
京都市文化博物館で展示しました現代鉾を現在、私のしごと館にて、
展示中です。大会開催まで、こちらの方で展示していただくことになりました。
お近くに行かれた際は、ぜひお立ち寄りください。
hoko01.JPG

posted by JIA京都会 |category ; お知らせ , 建築と子供たち |